脳腫瘍

脳腫瘍

神経膠腫学における目覚ましい進歩

神経膠腫学における目覚ましい進歩悪性グリオーマの治癒への道筋Van Meir EG, Hadjipanayis CG, Norden AD, Shu H-K, Wen PY, Olson JJ: Exciting new advances ...
ガンマナイフ治療

聴神経腫瘍に対するガンマナイフ治療

腫瘍制御率 93-98%聴力保存率 69-84%顔面神保存率 93-99%
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石灰化を来たす脳腫瘍

石灰化は良性腫瘍に高頻度に認められる。テント上腫瘍頭蓋咽頭腫乏突起膠腫松果体部腫瘍脈絡叢乳頭腫上衣腫星細胞腫膠芽腫テント下腫瘍脈絡叢乳頭腫髄膜腫小脳星細胞腫上衣腫髄芽腫聴神経鞘腫(通常、石灰化は認めない)
脳腫瘍

central neurocytoma

central neurocytomaは比較的発生の稀な脳室内腫瘍で、若年成人に多く、発生のピークは20歳台にある。特徴的な画像所見(CT上、ほとんどの症例でisodensityまたはhighdensityを示す)および組織学的所見を有する...
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線維形成結節性髄芽腫 Desmoplastic/nodular medulloblastoma

・未分化な細胞からなる暗調野の中に淡明な島状の構造Pale island(結節nodule)が出現する。 暗調野には細網線維の形成がみられる。 pale islandの中は線維性基質が多く、神経細胞への分化傾向が認められる。
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IDH1 and IDH2 Mutations in Gliomas

神経膠腫における IDH1 と IDH2 の変異背 景膠芽腫(世界保健機関 グレード IV の神経膠腫)に関する最近のゲノムワイド変異解析から,膠芽腫の一部でイソクエン酸デヒドロゲナーゼ 1 型遺伝子(IDH1)の体細胞変異がみられることが...
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古典的髄芽腫 Classic medulloblastoma

・クロマチンに富む卵円形の核と人参形あるいは切り株状の胞体を持つ未分化な細胞が、び漫性高密度に増殖する。・Homer Wirghtロゼットが30-40%の症例が認められる。・核分裂像やアポトーシス像が見られるが、壊死巣が見られることは少ない...
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髄芽腫 medulloblastoma

髄芽腫 Medulloblastoma ・小脳に発生する米分化な小型細胞からなる腫瘍で小児に好発する。・主として神経細胞への分化を示す。 ・髄液播種を起しやすく、悪性度の高い腫瘍である。 ・小児に好発し、7歳にピークがある。およそ80%は1...
小児

小児の脳腫瘍

小児期の脳腫瘍:全脳腫瘍の12.3% 小児期に多い脳腫瘍  髄芽腫 84.4%   上衣腫 49.4%  胚細胞腫瘍 48.5%    脈絡叢乳頭腫 45.9%  頭蓋咽頭腫 29.9%  星状細胞腫 23.6%(絶対数は一位だが。)
脳腫瘍

Subependymal giant cell astrocytoma (SEGA) 上衣下巨細胞性星細胞腫

・通常、結節性硬化症に随伴してみられ,本質的には組織形成異常に基づく腫瘍・小児、若年成人の側脳室、とくに尾状核頭部壁に発生・単発性ないし多発性の結節が側脳室腔へ突出し、境界明瞭・不整多角形や幅の広い紐状の著しく大きい腫瘍細胞の増殖が特徴的・...
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Pilomyxoid astrocytoma 毛様類粘液星細胞腫

・Pilocytic astrocytoma 毛様細胞性星細胞腫の亜型・乳幼児の視床下部・視交叉・豊富な類粘液性基質を持ち、血管周囲性に配列(angiocentric arrangement)・通常、Rosenthal線維や好酸性顆粒小体は...
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Pleomorphic xanthoastrocytoma (PXA) 多形黄色星細胞腫

・好発部位:小児および若年成人の大脳半球,とくに前頭葉と側頭葉の表層・境界は比較的明瞭,しばしば嚢胞を形成、割面がときに黄色調・腫瘍細胞は紡錘形を呈して束状に並び、あるいは類円形や不整多角形を呈し、核の多形性が強く,多核巨細胞が出現・細胞質...
脳腫瘍

脳腫瘍(神経膠腫-グリオーマGlioma)について

脳腫瘍は、頭蓋内の組織から発生する原発性脳腫瘍と他臓器癌からの転移性脳腫瘍に分けられる。原発性脳腫瘍は10 万人に年間11~12 人発生するといわれており、国内全体では年間13,000~14,000人程度となる。脳腫瘍全国統計によれば、原発...
病理

グリオ−シスとグリオーマの鑑別点

グリオ−シス  グリオーマ細胞形態       星芒状      様々細胞密度       低い        増加細胞分布       均一        不規則、不揃い灰白質・白質境界 保存        消失分裂像         稀...
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pilocytic astrocytoma 毛様細胞性星細胞腫

pilocytic astrocytoma 毛様細胞性星細胞腫定義主として若年者、特に幼児に発生する比較的境界明瞭な良性腫瘍。Rosenthal fiberを持つ双極性細胞が充実する部分と、細胞間隙が開き、浮腫や好酸性顆粒小体eosinop...
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中枢神経原発悪性リンパ腫 (PCNSL)

【malignant lymphoma】50~60歳台の男性〈病理学的特徴〉・Non-Hodgkin lymphoma, diffuse, large cell type (WF分類)が多い・中枢神経系外臓器に発生しやすいnodular (...
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Gliomatosis cerebri

Gliomatosis cerebri異形グリア細胞が腫瘤形成をせずに、びまん性に浸潤発育した状態発症のピーク 40~50歳代、性差は無し臨床症状 性格変化、精神症状、頭痛、痙攣、錐体路障害など多彩画像上の特徴 ①2つ以上の脳葉に進展し、通...
書籍

お勧め書籍: BRAIN and NERVE 61/7 2009年7月号

BRAIN and NERVE 61/7 2009年7月号書籍名 BRAIN and NERVE 61/7 2009年7月号出版社 医学書院発行日 2009-07-01特集 脳腫瘍研究の最前線―遺伝子解析から治療まで―目次―特集 脳腫瘍研究...
イベント

グリオーマ・セミナー  - グリオーマと闘う成人患者・家族のために - 

グリオーマ・セミナー- グリオーマと闘う成人患者・家族のために - グリオーマ(神経膠腫)は脳腫瘍の約25%を占め、脳や脊髄の神経細胞を保持したり、代謝に重要な役割を果たすグリア(神経膠細胞)が腫瘍化するもので、発生する場所により様々な症状...