2013-06

脳腫瘍

Pilomyxoid astrocytoma 毛様類粘液星細胞腫

・Pilocytic astrocytoma 毛様細胞性星細胞腫の亜型・乳幼児の視床下部・視交叉・豊富な類粘液性基質を持ち、血管周囲性に配列(angiocentric arrangement)・通常、Rosenthal線維や好酸性顆粒小体は...
脳腫瘍

Pleomorphic xanthoastrocytoma (PXA) 多形黄色星細胞腫

・好発部位:小児および若年成人の大脳半球,とくに前頭葉と側頭葉の表層・境界は比較的明瞭,しばしば嚢胞を形成、割面がときに黄色調・腫瘍細胞は紡錘形を呈して束状に並び、あるいは類円形や不整多角形を呈し、核の多形性が強く,多核巨細胞が出現・細胞質...
論文

VaD発症リスクはうつ病既往がない患者よりも3倍以上高い

Kaiser Permanenteの長期加入者1万3535人を対象とした後ろ向きコホート研究によれば、老年期にのみ抑うつ症状を呈した被験者ではVaDリスクが2倍高く(ハザード比2.06、95%CI 1.67-2.55)、中年期と老年期に抑う...
泌尿器科

紫色尿バッグ症候群

①膀胱留置カテーテル使用中にカテチューブから尿バッグまで紫色になります。  尿路カテーテルを挿入している患者が、慢性便秘症と尿路感染(保菌を含む)を  合併したときに起きます。   病態機序は、まず、糞便中のトリプトファンが、便秘で増殖した...
論文

GradeII 島回神経膠腫51症例の手術経験に基づいた進歩と限界

GradeII 島回神経膠腫51症例の手術経験に基づいた進歩と限界Hugues Duffau,目的:島回手術経験は殆ど報告がない。そのうえ、島回を含むGradeII神経膠腫の長期フォローアップされた外科研究もない。著者らが経験した51例の島...
脳腫瘍

脳腫瘍(神経膠腫-グリオーマGlioma)について

脳腫瘍は、頭蓋内の組織から発生する原発性脳腫瘍と他臓器癌からの転移性脳腫瘍に分けられる。原発性脳腫瘍は10 万人に年間11~12 人発生するといわれており、国内全体では年間13,000~14,000人程度となる。脳腫瘍全国統計によれば、原発...
病理

グリオ−シスとグリオーマの鑑別点

グリオ−シス  グリオーマ細胞形態       星芒状      様々細胞密度       低い        増加細胞分布       均一        不規則、不揃い灰白質・白質境界 保存        消失分裂像         稀...
神経症状

小脳性無言症 Cerebellar mutism

小脳性無言症 Cerebellar mutism無言症とは意識はあるのだが喋りたがらないか喋れない状態(特徴)・10才以下の小児の後頭蓋窩の腫瘍摘出後に生じる。・最も関係ありそうなのは歯状核を含む小脳正中部損傷。・術後18-72時間は会話可...
下垂体

高プロラクチン血症を引き起こす薬剤

Ⅰ.ドパミン生成抑制薬剤a)レセルピン  セパシルb)α-メチルドパ  アルドメットⅡドパミン受容体阻害剤a)フェノチアジン系 クロルプロマジン  ウインタミン  コントミンb)ブチロフェノン系 ハロペリドール  セレネースc)三環系抗うつ...
脳腫瘍

pilocytic astrocytoma 毛様細胞性星細胞腫

pilocytic astrocytoma 毛様細胞性星細胞腫定義主として若年者、特に幼児に発生する比較的境界明瞭な良性腫瘍。Rosenthal fiberを持つ双極性細胞が充実する部分と、細胞間隙が開き、浮腫や好酸性顆粒小体eosinop...
脳腫瘍

中枢神経原発悪性リンパ腫 (PCNSL)

【malignant lymphoma】50~60歳台の男性〈病理学的特徴〉・Non-Hodgkin lymphoma, diffuse, large cell type (WF分類)が多い・中枢神経系外臓器に発生しやすいnodular (...
脳腫瘍

Gliomatosis cerebri

Gliomatosis cerebri異形グリア細胞が腫瘤形成をせずに、びまん性に浸潤発育した状態発症のピーク 40~50歳代、性差は無し臨床症状 性格変化、精神症状、頭痛、痙攣、錐体路障害など多彩画像上の特徴 ①2つ以上の脳葉に進展し、通...