2015-10

認知症

早めに受診しよう! もの忘れ外来

医療機関への受診は早ければ早いほど、素直に受診してくれます。 遅れれば遅れるほど「受診の拒否」症状が出てきます。 認知症には、自分が認知症だと認めない「病識の欠如」という症状があり、受診を拒否します。 拒否は病気が進ほど強くなります。受信拒...
認知症

サルコペニア(加齢性筋肉減少症)

私たちの体を支える筋肉は運動による刺激と食事から摂取する栄養によりつくられ、維持されています。ところが、筋肉量は40歳頃から少しずつ減り、機能も衰えていきます。このような傾向をサルコペニア(加齢性筋肉減少症)と呼びます。青信号で横断歩道を渡...
認知症

うつ病とアルツハイマー型認知症の臨床的特徴

うつ病アルツハイマー型認知症発症週か月単位、何らかの契機緩徐もの忘れの訴え方強調する自覚がない、自覚あっても生活に支障ない答え方否定的答え(わからない)他罰的失見当軽い割にADL障害強いADLの障害と一致記憶障害軽い割にADL障害強い最近の...
解剖

小脳橋角部の正常解剖 MRI CISS画像より

小脳橋角部というのは、聴神経腫瘍が出来やすい部位で頭部MRIのチェックポイントの1つです。以前は内耳道内腫瘍などは造影MRIを使って腫瘍を確認していましたが、最近では、細かくMRIを撮り、かつ神経が見えるように工夫された画像を撮ることで造影...
認知症

認知症は転びやすい

認知症は転びやすい 認知症の人が気を付けたいことに、転倒による骨折があります。認知症でない人に比べて、2倍以上も転びやすいといわれています。 認知症は高齢者に多いということもありますが、転ぶ原因として、筋力の衰えや白内障などの視力への影響で...
脳血管障害

未破裂脳動脈瘤の破裂リスク(UCAS Japan,PHASEスコア)

UCAS Japanの示した未破裂脳動脈瘤の破裂危険度2001年1月〜2004年4月まで新患登録最長2009年まで経過観察前向き大規模コホート試験5720症例6697動脈瘤女性が男性の2倍平均年齢は62.5歳高血圧患者の頻度は44.3%で国...
画像診断

椎骨動脈低形成について

椎骨動脈低形成について  椎骨動脈は左右一本ずつありますが、必ずしも左右同じ太さではなく、一方が他方に比べてかなり細い場合があります。これを椎骨動脈低形成と言い、他方が太い場合多いです。(約50%の方が左が優位(太く)、左右同じ方は全体の約...
認知症

高齢者の虚弱(フレイル)とは

フレイル:加齢と共に、心身の活力(例えば筋力や認知機能など)が低下し、生活機能障害、要介護状態、そして死亡などの危険性が高くなった状態加齢に伴う変化・食欲の低下・活動量の低下(社会交流の減少)・筋力低下・認知機能低下・多くの病気をかかえてい...
認知症

高齢者のセルフネグレクト

セルフネグレクト : 自己放任自分自身による世話の放棄・放任成人が通常の生活を維持するために必要な行為を行う意欲・能力を喪失し、自己の健康・安全を損なうこと。必要な食事をとらず、医療を拒否し、不衛生な環境で生活を続け、家族や周囲から孤立し、...