特発性正常圧水頭症 iNPH

特発性正常圧水頭症
idiopathic NPH(normal pressure hydrocephalus)の診断と治療

1. 発生率
   3.5%(14/400), 海外では2.2人/100万人/y
2.臨床症状
  ・歩行障害94.2% →失調・失行性歩行
     歩幅が狭い、外股、下肢挙上不可。
     外的きっかけを与えても無理(→parkinsonとの違い)
  ・認知障害(痴呆)88.3%
     前頭葉機能関連障害、記憶障害
  ・尿失禁76.7%
3.画像診断
  脳室拡大
  下位円蓋部くも膜下腔の拡大と高位円蓋部くも膜下腔の狭小化
4.補助診断
  ・脳糟造影→感度・特異性は高いとはいえない
  ・脳血流測定→アルツハイマーとの鑑別などにはいい
  ・髄液排除試験(CSF tap test)→shunt陽性予測値は94-100%!
      感度が28-40%と低い
  ・持続髄液圧測定・髄液流出抵抗測定
5.診断基準(原文参照)
  まず腰椎穿刺、このときCSF tap testも兼ねて30ml or 終圧0まで抜く
6.シャントバルブ
  圧可変式バルブが有用
  術後合併症;18.3%(このうちopを要したもの1.4-2.7%)
7.予後
  短期;70-100%
        長期;72-91% (3-5y)
         歩行障害が80-100%, 他2つは50-60%

脳と神経 55(8):653-9, 2003

ガイドライン

w300

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